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金利と利息

金利」「利息」これらの言葉を聞くことはあっても、

実はあんまりよく分かっていない。

・・・だけど、今さら誰かに聞くのも恥ずかしい。

そんな方にむけて、この記事には基本だけをまとめました!

金利と利息とは何なのか、基礎をまなびましょう!

 

 

目次

 

 

 

金利と利息(利子)とは何

 

まずはこちらの例(イラスト)をご覧ください。

 

 

カリ子さんがカス美さんから10,000円を金利5%で1年間借りました。

カリ子さんは1年後に利息500円を含む10,500円をカス美さんに返しました。

 

【利息】

お金を借りた際に支払う対価です。

(お金を借りる手数料みたいなものです。)

「利子」という言い方をすることもあります。

利息・利子どちらでも意味は同じです。

 

金利

どれくらいの利息がかかるのかを示す割合です。

上記イラストの場合だと

借りたお金(元金”がんきん“といいます)に対して5%なので

10,000円×0.05=500円

利息は500円となります。

 

ちなみに「金利」というと、ふつう1年間にかかる利息のことを指します。

(年利“ねんり”ともいいます。)

例は1年借りた場合なので利息が500円ですが、

もしカリ子さんが1カ月で返済した場合は

500円÷12カ月=41.6666… 

利息は約41円です。

 

つまり、借りる期間が長いとその分発生する利息も多くなるのです。

 

お金を貸す側は基本的に、この「利息」で儲けます。

高い利率 長期間 借りてもらうと、

より儲けることが出来るのです。

 

私たちの生活に関わる「金利」「利息」の具体的な例を見てみましょう。

 

具体例1 知らないと損をしてしまうもの

 

家など高額のものを購入する際はほとんどの場合、

ローンを組んで分割で支払いますよね。

 

ローンはいわゆる借金です。

最初に説明したように、借りた側は利息とともにお金を返さないといけません

 

例えば3000万円お金を借りたら、返済はこのようになります。

 

35年ローン

金利 0.4%

月々支払額 76,557円

総返済額 32,153,940円(うち利息 2,153,940円

 

30年ローン

金利 0.4%

月々支払額 88,447円

総返済額 31,840,920円(うち利息 1,840,920円

 

25年ローン

金利 0.4%

月々支払額 105,099円

総返済額 31,529,700円(うち利息 1,529,700円

 

※住宅ローンの話を詳しくすると金利や月々支払額は必ず固定とは

限らないのですが、ここではどちらも固定として話を進めます。

 

(うち利息)と表した金額を見てください。

家の建築費など実際にかかる費用とは別に

利息だけで100~200万円もかかります!

 

大きいお金長期間 借りているから

それに応じた利息が発生しているのです。

 

もう少し見やすく表にして比較してみましょう。

いかがでしょうか。

月々の支払額が少ないと支払い年月(=お金を借りている期間)が

長くなるので利息が多くなりますね。

 

住宅ローンの金利や月々支払額は固定とは限らないと言いましたが

ローンを組む際には自分たちのライフプランにあった支払い方法を選択できます。

最適な方法を自分で考えるために、知識が必要なのです。

 

ちなみに、クレジットカードのリボ払いは

お金を貸す側がとても儲かる(借りる側が損をする)返済方法です。

 

高い利率約15%)で 長期間 お金を借りているからです。

金利・利息の基本的な知識があれば、よっぽどのことが無い限り

このように損をする支払い方法を選択しようとは思いませんよね。

 

お金を借りる際は月々の負担だけでなく返済期間と利息を意識して

全体的(長期的)な支払いについて考えられるようになりましょう

 

 

具体例2  利益を生む可能性があるもの

 

ではもうひとつ具体例として、銀行預金の話をしましょう。

 

私たちはふだん銀行にお金を預けていますよね。

これはつまり銀行にお金を貸してあげているのです。

 

預金に対して、私たちの口座には銀行から利息が振り込まれています

ただし今の日本は超低金利なので、定期預金でも金利約0.002%です。

 

0.002%の金利で300万円を1年間預金すると

3000000×0.00002=60

たった60円しか利息は得られません。

 

ちなみにバブル時代は定期預金の金利約6%でした。

3000000×0.06=180000

なんと、ただ300万円預けているだけで1年間に18万円も利息が得られました。

約12年預けると元の金額の倍になる計算です。

 

経済情勢が変われば金利に影響し、

金利が変化するとこのような差が生じるのです。

 

しかも、これは円だけの話ではありません。

 

okanemoney.hatenablog.com

 

こちらの記事も参考にして頂きたいのですが、

日本の金利が低くても諸外国の金利が高い場合、

外貨(外国のお金)で預金をすることで多くの利息を得られます。

 

まとめ

 

いかがでしょうか。

金利」「利息」がどういったものかお分かりいただけましたか。

 

お金のことは知識がないと知らないうちに損をします。

「知識がない」「よく分からない」ことを相手に悟られると

あなたはいいカモになってしまうのです。

 

でも、最低限の知識があるだけで

自分のお金を守ることも育てることも出来ますよ。

 

少しでも皆様の役に立てば嬉しいです。

 

ではまた。